「ラウンドアバウト方式の交差点」を走行ことがありますか?
ラウンドアバウト式というのは、信号機のない円形交差点のことで、交差する道路を円形のスペースを介して接続したもので、欧米諸国ではよく見られます。
かつては、日本各地にありましたが、この頃ほとんど見ることがなくなりました。しかし、最近また各地で復活しつつあるようですので、その特徴を説明してみましょう。
この交差点に近づいた運転者は、徐行か一時停止をしてサークル状になった周回道路に入ります。徐行か一時停止をするのは、サークル内を走行している車が優先になっているからです。
そして、サークル状になった周回道路は一方通行になっていて、目的の方向の道路に抜けていきます。
ラウンドアバウト式の優れている点は、なんと言っても安全性の高さです。徐行か一時停止をして周回道路に入りますので、事故そのものが減少するだけでなく、重傷事故も減ると言われています。
もう一つは、信号がないので、信号待ちや右折待機などの時間がなくなり、交差点を通過する時間が短縮するということです。
こういうことから、徐々に復活してきていると思われますが、旅行などに出かけたときに、ラウンドアバウト方式の交差点を運転する機会があるかもしれませんので、そういう機会がありましたらあわてないで慎重に運転してください。
(2012.07.06更新)
交差点とその付近は、もっとも事故が多発する地点です。
本冊子は、交差点における「右折」「左折」「直進」時の運転行動をチェックし、自分自身の行動の危険度を理解したうえで、運転目標を設定し、事故多発地点である交差点での事故防止を図るための教材になっています。