相手が一時停止しても安心しない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

相手が一時停止しても安心しない

一時不停止

 住宅街などを走行しているときに、見通しの悪い交差点を通過することはよくあります。


 そのとき、交差道路側に一時停止標識があり、そこから車が来ていて一時停止したからそのまま通過しようとしたところ、その車も発進して出合頭に衝突しそうになったことはありませんか。

 

 一時停止したのに、なぜ出てきたのだろうを思うことがありますが、このような車をよく観察すると、一時停止をしているように見えても、キッチリと一時停止をしていません。徐行程度のスピードダウンで済ましています。

 

 相手車の立場になって考えると、よくわかります。
 見通しの悪い交差点を通過するとき、最初はキッチリと停止していても、だんだんと徐行程度で通過しようとしていませんか。なかには、「ここはいつも車が来ないから」と、初めからスピードをちょっと落としただけで通過することもあります。そういうときは、たいていおざなりの安全確認で済ましていますよね。

 

 ですから、一時停止をしても見ているふりをしているだけで、交差車両からくる車を確認しているとは限らないのです。

 

 見通しの悪い交差点では、交差道路から来ている車はボンネットなどの車体前部の一部しか見えていません。その車が一時停止した、あるいはしそうになったからといっても、相手の運転者が自分の車を見ていると考えないことです。

(2012.7.10更新)

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