スポーツタイプの自転車に乗るときには下を向かない

自転車通勤事故

 最近、環境意識の高まりや健康志向などから、自転車を利用する人が多くなっています。事業所のなかには、積極的に「自転車通勤」を推奨している所もあります。


 ところが、自転車の利用者が増えるにつれて、自転車が関係する事故も多発しており、社会問題化しています。

 さる7月5日の朝8時25分ごろ、埼玉県の県道で自転車通勤をしていた男性(43歳)が、道路脇に駐車しているトラックに追突して死亡する事故が発生しました。
 事故の現場は、見通しのよい直線道路で、トラックはハザードランプを点灯させて駐車していましたが、自転車はトラックのほぼ中央部分に追突していました。

 事故の原因は、定かではありませんが、事故をした自転車がスポーツタイプの自転車であったことを考えると、運転していた男性は直前の路面だけを見て運転していて、駐車しているトラックに気づくのが遅れたのではないかと思います。
 スポーツタイプの自転車は、どうしても運転姿勢が前かがみになりますので、前方遠くを見ようとすると頭を上げる必要があり、長時間その姿勢を続けるとだんだんと頭が下がってきます。そのため、直前の路面しか見ずに運転していることが多々あります。

 私も高校生のときに、ドロップハンドルの自転車で通学していて、駐車トラックに追突した経験があります。
 スポーツタイプの自転車に乗るときには、できるだけ前方の遠くを見るようにして、早めに駐車車両などを発見しながら運転してください。

(2012.7.11更新)

 

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