ドライアイスを取り扱うときには酸欠に注意

車内での作業時は換気を十分に
車内での作業時は換気を十分に

 さる7月25日、神戸市の路上に停車中の保冷車の荷台のなかで、運転者が倒れているのを関連会社の社員が発見し、警察に通報しましたが、約3時間後に死亡するという事故が起きました。


 警察の調べによりますと、この保冷車は冷凍した魚を運んでいた途中で、荷台にはドライアイスの入った箱が複数あり、扉も閉まりかけていた状況から、積荷の整理をしていて酸欠症になった可能性が高いとみています。

 

 あまりドライアイスを扱ったことがない人は、酸欠と言われてもピンとこないかも知れませんが、ドライアイスは二酸化炭素を固体化したものであり、常温下で固体から液体に昇華するときに二酸化炭素を発生させます。

 

 そのため、ドライアイスが置いてある狭い室内で作業していると、ドライアイスが昇華して二酸化炭素が発生し、酸素欠乏症に陥る例が少なくないのです。
 ドライアイスから発生した二酸化炭素による酸素欠乏症の災害は、意外に多く発生しており、倉庫内で被災することもありますが、車内でも結構起きています。

 

 ドライアイスの置いてある荷台などで作業をする場合には、「ドライアイスは二酸化炭素を発生させる」という認識を持ち、ドアを閉め切らずに換気を十分に行うようにしてください。
 とくに、昇華して発生した二酸化炭素は下方に滞留しますので、下方の換気を十分に行ってください。

(2012.8.8更新)

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