昨年9月14日の朝礼話題で、交通事故を起こしたドライバーの保険料が大幅にアップされるというお話をしましたが、その実施時期が今年10月以降の契約分から適用されることに決まりました。
自動車保険の加入者は、事故歴に応じて1等級から20等級まであり、事故を起こしたドライバーも、事故を起こしたことがないドライバーも、同じ等級なら保険料は同一でした。
しかし、事故のリスクに見合った負担を求めるべきだという声が上がっており、昨年秋に新しい等級制度を公表して、導入時期を検討していましたが、大手損保各社では、今年10月以降の契約分から適用すると決めたわけです。
ですから、10月以降に事故を起こすと、来年の保険料が大幅に上がることになります。新制度が適用されますと、同じ等級のドライバーでも、事故を起こしたドライバーは事故を起こしていないドライバーに比べて、最大で50%程度の値上げになるということですが、無事故を続ければ4年後には元の保険料に戻ります。
保険会社では、ドライバーに緊張感が出て、事故を抑止する効果が期待できるとしていますが、確かに、これだけ保険料が上がれば事故をするわけにはいきませんよね。
昔から、「保険は使わないことが一番トク」と言いますが。皆さんも保険料が上がらないように気をつけて無事故運転を続けてください。
(2012.8.14更新)
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