平成24年1月~6月の交通事故発生状況──全国
項 目 | 人数・件数 |
対前年比 |
死者数 |
1,934人 |
-178人(-8.4%) |
発生件数※ | 313,802件 |
-14,478件 (-4.4%) |
負傷者数※ |
387,862人 |
-15,281人 (-3.8%) |
(※ 発生件数・負傷者数は概数)
警察庁は、このほど平成24年上半期の交通死亡事故の特徴をまとめて公表しました。
上半期の交通事故死者数は前年より8.4%減の1,934人。平成13年から12年連続で減少しています。平成23年の減少率が2.7%減ですから、減少率は大幅にアップしています。
また、発生件数、負傷者数はいずれも引き続き減少しており、17年から8年連続で減少しています。
死者数を年齢層別にみると、65歳以上の高齢者が最も多く 981人(構成率50.7%)、次いで50歳代195人(同10.1%)、若者180人(同9.3%)の順に多くなっています。
前年と比較すると、高齢者(前年比-47人、-4.6%)が最も減少し、次いで50歳代(同-46人、-19.1%)の順に減少しています。
また、死者全体に高齢者が占める割合は昨年より増加し、人口構成率22.8%(※)の2.2倍になるなど、他の年齢層と比べて高い水準にあります【※平成22年10月1日現在国勢調査結果】。
人口10万人当たり死者数を年齢層別にみると、高齢者(3.35人)がほかの年齢層と比べて圧倒的に多く、次いで若者(1.60人)、60~64歳(1.56人)が多いことがわかります。
上半期の交通事故死者数を状態別にみると、歩行中死者が710人(構成率36.7%)で最も多く、次いで自動車乗車中646人(同33.4%)となっています。この両者で全体の約4分の3を占めていることになります。自転車乗用中は247人(同12.8%)です。
前年と比較すると、歩行中(前年比-61人、-7.9%)と自動二輪車乗車中(同-46人、-19.8%)が特に減少しています。
しかし、歩行中の死者が平成22年から3年連続して最多であることに変わりはありません。
高速道路における死亡事故は、件数は95件(前年比+19件、+25.0%)、死者数は108人(同+21人、+24.1%)でいずれも増加しています。
運転者の法令違反別にみると、前方不注視(46件、構成率48.4%)が最も多く、次いでハンドル操作不適(11件、同11.6%)、最高速度違反(8件、同8.4%)の順に多くなっています。
前年と比較すると前方不注視(前年比+15件、+48.4%)が大きく増加しています。
詳しくは、政府統計総合窓口のwebサイトを参照してください。
都道府県別の発生状況については、このページの下の表を参照してください。データが必要な方は下記のエクセルファイルをダウンロードしてください 。