行楽ドライブに出かける計画を立てている方は、高速道路でのトラブルに注意しましょう。
JAF(日本自動車連盟)が発表した夏季のロードサービスに関する情報によると、お盆期間など高速道路上での故障原因は、「パンク」が最も多く、次いで「燃料切れ」、「バッテリー上がり」の順でした。
夏休みだけ車で遠出をするという方も多いでしょうが、高速道路を走行する際は、まずガソリンスタンドなどでタイヤの空気圧と燃料の残量を点検しましょう。
バーストの原因の多くが空気圧不足ですし、空気圧チェックの際にひび割れなどを指摘してもらえることもあります。タイヤの空気圧を正しく上げておくと燃費もよく、満タンにして出発することで旅先でガソリンスタンドを探す余計な心配もなくなり、運転に専念できます。
また渋滞などでは、どうしても電装品を使い過ぎることになります。とくに猛暑ですからエアコンは切れないし、ブレーキランプや様々な電気を使っているうちに、バッテリーはへばってきます。
休憩しようとエンジンを切った後、エンジンが急にかからなくなるということも少なくありません。
ガス欠やバッテリー上がりで本線上で停止していた車にトラックなど大型車が追突して車が炎上し、閉じ込めれれた乗員が死亡するような事故も発生しています。高速道路上でロードサービスなどの救援を依頼する時は、ガードレールの外など安全な場所に素早く避難して連絡しましょう。
(2012.8.15更新)
軽い気持ちの不安全な運転行動が、高い事故の代償を生みます
安易な気持ちから生じる不安全な運転行動が、事故を誘発したり大きな過失責任を生じさせることがあります。
本誌は6つの事例について、運転者の過失責任の割合を自分なりに考えて回答する、参加型の教育教材となっていますので、「こんな運転行動が大きな過失責任を生むのだ」といったことをより深く理解することができます。