ブレーキが効かなくなる危険を予測しよう

 普段走行していて、ブレーキが効かなくなったという経験はありますか?
 経験した人ならわかるでしょうが、長い下り坂走行と、深い水たまり走行の後にブレーキ不能の危険があります。

 下り坂での危険は、一般車ではブレーキ装置の過熱によりブレーキが効かなくなるフェード現象やベイパーロック現象が発生するからです。また、大型車のエアブレーキの場合は、ブレーキの使いすぎでエアーが無くなってブレーキ不能となる場合もあります。

 

■エアブレーキ不能でタンクローリーが激突
 さる8月6日に佐賀県唐津市神田の交差点で起こった大型タンクローリーの事故では、エアータンクの空気が無くなったことでブレーキが効かず、信号待ちの車両9台に次々と衝突して死傷事故となりました。
 エアー不足の場合は警告灯が点灯しますが、タンクローリーのドライバーは警告に気づきながら「もうすぐ平たんになるから何とか持つだろう」と甘く考えていて事故を起こしています。
 下りが続く道では、エンジンブレーキや排気ブレーキを主にして、フットブレーキを使い過ぎないように心がけてください。

 また、集中豪雨などで道路が冠水したとき、安易に深い水の中を走行するのも危険です。排気管から水が入らない限り走行はできますが、ゆっくり走行するとブレーキ内部に水が入るため、ドラムブレーキなどはしばらくの間全く効かなくなることがあります。


 冠水した場所には安易に入らないことと、水から出たら道路外の水のないところに行ってエンジンをかけたまま停車し、ブレーキ内の水を抜く必要があります。

(2012.9.10更新)

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