運転に必要な情報は、ほとんど視覚によって得ていると言われることから、運転免許証を取得する際などには視力の検査が義務づけられています。
普通運転免許を取得する際など行われる視力検査は、身体を動かさずに静止したものを見る「静止視力」を測定しますが、大型自動車免許や二種免許の取得の際などには、通常の視力検査以外に「深視力検査」が行われます。
深視力検査は、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、「三桿(さんかん)試験」という方法で行われます。
同じ位置にある両端の2本の棒が固定されており、その間を1本の棒が前後に移動します。被験者は、3本の棒が横一列に並んだと感じたときにボタンを押し、前後のズレを測定します。3回の試験のズレの合計が6センチ未満の場合に合格となります。
深視力は、「遠近感」や「立体感」を正しく把握する能力で、安全運転には非常に重要な視機能の一つです。
この能力が低いと、交差点を右折する際に直進してくる車の位置やスピードを見誤ったりすることがあり、危険な状況に陥ることがあります。
深視力は、先天的に能力が低いという人もいますが、左右の視力が極端に異なる場合も低下します。
遠くにいる車などの遠近感がつかみにくいという人は、一度深視力を含めた視力検査をしてみてはどうでしょうか?
(シンク出版㈱ 2012.10.1更新)
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