昨日は、大型車のフロント部分が車線を越えてはみ出してくる話でしたが、今日は後部のはみ出しについて紹介しましょう。
日頃から大型トラックなどを運転している人は、右左折時のリアオーバーハングが大きいことをよくご存じだと思いますが、乗用車しか運転しない人は、大型車のオーバーハングのことをほとんど意識していません。
そのため、右左折する大型車の後方を追従走行している乗用車が危険な状況になることがあります。
最近、こんな経験をしました。
片側2車線道路で、中央線寄りの車線を走行していたのですが、前方の左側車線を走行していた大型車が左折を始めました。
大型車はそのまま左折すると思って、スピードを落とさずに大型車を追い抜いて行こうとしたところ、大型車の後部が中央線寄りの車線まではみ出してきて、もう少しで衝突しそうになり、びっくりしました。
大型車のリアオーバーハングは、車線をはみ出すほど大きいことを改めて実感しました。
大型車のリアオーバーハングよる事故は、周辺にいる車が大型車の後部が車線をはみ出すことをまったく予測していないことが大きな原因です。
前方で大型車が左折しようとしているときには、車体後部がはみ出す場所を予測し、そこに近づかないようにすることが大切です。
(シンク出版株式会社 2012.10.22更新)
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