この時期は、日が暮れるのも早く、夜間運転をする機会が増えてきます。今日は、山口県警が発表した資料に基づいて、夜間運転の注意点をみてみましょう。
新聞報道によりますと、山口県内で今年1月~10月末までに、道路を横断していて車に跳ねられて死亡したお年寄りは、9人いました。
この9人が跳ねられた時間帯をみますと、9人のうちの8人が日没後の事故で、9人全員が走行車両から見て道路の右から左に横断しているときに跳ねられています。
この事故統計から読み取れる教訓は、夜間に運転するときには、「右から横断してくる高齢者に注意」しなければいけない、ということです。
道路を横断する高齢者にとっては、右からくる車は近くに見えますが、左からくる車は遠くに見えますので、「まだ横断出来るだろう」と横断を始めて、センターラインを越えたところで事故にあっているのです。
運転者側も、車のヘッドライトは左のライトに比べ、右のライトはやや手前を照らすため、右から来る歩行者を見つけづらいという面があります。
日没後は、早めにライトを点灯するともに、対向車などがいないときにはハイビームに切り替えて、右から横断してくる高齢者を早めに発見するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2012.11.13更新)
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