ついこの間まで暖かい気候が続いていたかと思っていたら、アッという間に寒さが増してきました。暖かいとつい忘れてしまうのが、車の冬じたくです。
まだ雪が降ることはないだろうと油断して夏用タイヤのままでいると、ある日突然雪が降って、スリップ事故を起こすということになりかねません。
NEXCO東日本(東日本高速道路)東北支社では、毎年冬用タイヤの装着状況について調査していますが、東北地方でもまだまだ冬じたくは進んでいないようです。
調査結果によりますと、11月5日時点で冬用タイヤの装着率は東北支社全体で11%しかありませんでした。その内訳は、青森県が30%、山形県が22%と比較的高い装着率を示した県がある一方で、岩手県9%、秋田県8%、福島県8%、宮城県では4%と、ほとんど冬用タイヤへの移行が進んでいない県もありました。
NEXCO東日本東北支社管内では、すでに11月2日に山形自動車道(笹谷峠付近)で、11月4日に東北自動車道(十和田IC付近)で初雪が観測されています。
東北地方に限らず他の地方でも、これからは、いつ雪が降ってもおかしくありません。
雪が降ってから冬用タイヤにはき替えるのではなく、雪が降る前に早めに冬用タイヤを装着するようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2012.11.14更新)
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