道路に出るときには「序列」を無視しない

 狭い路地から広い道路に出るとき、または道路外の施設などから幹線道路に出るとき、あなたはどんな危険をイメージして出ていきますか?

 まず、四輪車を気にしていませんか?
 車道を走ってくる自動車だけを意識して、交通パートナーの「序列」を考えていない人が多いようです。

 道路に出ていく時の「序列」の1番目は歩行者の歩くスペースです。歩道があるときは歩道ですが、歩道のない道路でも路肩や路側帯などもっとも近い場所に歩行者のスペースがあります。
 それと重なっているか、あるいは少し車道寄りに自転車の移動する2番目のスペースがあります。
 さらに、その先に原付などがやってくる車道の端のスペースがあり(3番目)、その向こうが車の走る車道スペースです。

 つまり、幹線道路に出るとき車の来る4番目のスペースにはいちばん最後に遭遇するのですから、「まず、車に注意」ではなく、ドライバーとしては「まず序列の①、②、③に注意」です。

 そうやって「序列」の一つひとつを意識すると、いきなり車道まで車の頭を出すわけにはいきません。まず、ソロソロと前進して歩行者に出会わないか確認し、自転車にも気を配り、さらに車道の左端をやって来る原付や二輪車の発見に努めます。

 道路には、それぞれ交通パートナーの移動するスペースの序列があるのですから、それを無視せずに確認をしっかりしましょう。

(シンク出版株式会社 2012.12.04更新)

■交通ルールや運転知識を見直してみましょう

多くの方は運転免許証を取得すると、交通ルールや運転知識について、勉強したり見直す機会に恵まれないのではないでしょうか?


「別に忘れていても支障ないから」と交通ルールや運転知識を軽視したまま運転していると、違反や事故に繋がります。


小冊子「大丈夫?あなたの運転知識」は、勘違いしやすい交通ルールや、運転知識をQ&A形式でチェックし、正しい運転知識を身につけられる交通違反、交通事故防止のための教育教材です。


※監修

 信田正美(元・岐阜県警察本部交通部管理官)


【詳しくはこちら】

今日の安全スローガン
今日の朝礼話題

4月30日(火)

サイト内検索
運行管理者 安全運転管理者 出版物 教材

──新商品を中心に紹介しています



──ハラスメント、ビジネスマナー教育用DVDを好評発売中です

運行管理者 指導監督 12項目 トラック 貨物運送事業所
交通安全 事故防止に役立つリンク集
安全運転管理.COM 交通安全 事故防止 安全運転管理 運行管理 教育資料 ドライバー教育 運転管理

当WEBサイトのコンテンツの利用、転載、引用については「当サイトのご利用について」をご覧ください。

弊社WEBサイト、出版物においては「普通自転車」を「自転車」と表記しております。

詳しくはこちらをご参照ください。