つい先日、車を運転しているときに、前方の隣車線を荷台の貨物が崩れそうになりながら走行しているトラックを見つけました。
そのトラックと距離を取りながら追従していると、後ろから来た車がトラックの後ろを車間距離もとらずにピタッと接近して追従していきました。
もし荷物が落ちてきたらどうするのだろう、どのように避けるだろうとハラハラして見ていたのですが、トラックの後ろを追従しているドライバーは、一向に離れるそぶりを見せずにそのまま追従していました。
確かに、前のトラックはスピードが遅かったので、早く行けとばかりにあおりながら追従していて、荷物の落下という危険まで考えていなかったのかもしれませんが、もし、そうであれば危険感受性があまりにも低いと言わざるを得ません。
事故を起こすか起こさないか、事故に遭うか遭わないかの分かれ道は、運転しているドライバーの危険感受性が高いか低いかの差にあります。
危険があるのがわかっているのに近づいていくのは、わざわざ事故に巻き込まれにいくようなものです、
交通場面には、さまざまな危険な要因があります。その危険を確実に感じとり、近づかないようにすることが事故防止の第1歩です。
(シンク出版株式会社 2012.12.26更新)
キーワードでわかる トラックドライバー教育資料Part3!
平成29年3月12日施行の「貨物自動車運転者への指導及び監督の指針/12項目」に基づいて構成しています。
part1・2同様に各ページ3つのイラストで図解したわかりやすい教材です。
すぐに現場で使用でき、乗務員指導記録用紙も添付されていますので、指導・監督の記録として保存するのにも最適です。