車中泊の一酸化炭素中毒に注意しよう

 昨年も、同じテーマでお話しましたが、毎年冬になると駐車している車のマフラーが雪に埋もれて、排気ガスが車内に入り込んできて、一酸化炭素中毒で死亡される人がいますので、この時期に再度注意を促しておきたいと思います。
 
 たとえば、金曜日の夜に仕事が終わってスキー場に向けて出発して、夜中にスキー場に着いてそのままリフトが動くまで、アイドリングをしたまま車のなかで仮眠をとる人が多くいます。

 

 そのとき、予想外に大雪が降ったりすると雪がマフラーを塞ぎ、排気ガスが車内に充満することがあります。また、屋根などから大量の雪が落ちたりしてマフラーを塞ぐことがあります。
 
 そういう状態になると、排気ガスが逆流して車内に流れ込んで充満し、一酸化中毒になります。
 積雪量の多い地方に行って、エンジンをかけたまま車のなかで仮眠をする場合には、雪でマフラーを塞いでしまう危険性がないかを注意しておく必要があります。


 しかし、積雪量の多い雪国では、野外に車を止めてエンジンをかけたまま仮眠をするのは、危険性が高くなります。できれば仮眠は避けたほうがよいのですが、どうしても仮眠する場合は、カイロや寝袋などを用意して、エンジンを切って仮眠をするようにしましょう。

(2013.01.16更新)

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