皆さんが自転車に乗られるときには、ヘルメットを着用していますか?
ほとんどの人は、着用していないと答えられると思いますが、自転車事故の際に、ヘルメットを着用していると被害が軽減されることがわかりました。
交通事故総合分析センターが発行するイタルダインフォメーション(№97)によりますと、平成21年~平成23年の間に自転車事故で死亡した人は1,981人いましたが、その人がどの部位を主に損傷していたかを調査したところ、頭部が64%でトップ、次に胸部が13%、腰部が6%の順になっており、頭部の損傷が圧倒的な多数を占めていました。
また、頭部損傷者の損傷状態をみると、「骨折」と「裂創・座滅・打撲」の2つで大半を占めています。
自転車に乗っているときに事故にあうと、四輪車の車体に頭部をぶつけたり、路上に投げ出されたりして、そのときにヘルメットを着用していないと頭部を守ることができずに、死亡事故になっているのです。
自転車事故の際には被害を軽減するには、頭部を保護することが絶対条件です。そのためにはヘルメットの着用を習慣化しましょう。とくに、子どもさんがおられる場合には、ヘルメットを着用させるようにしてください。
(2013.1.24更新 シンク出版株式会社)
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