交通死亡事故は「殺人=KILL」!?

 先日、衛星放送で海外のTVニュースを見ていたら、米国や英国では交通死亡事故の場合、殺人と同じ「KILL」という言葉を使うのがわかって驚きました。

 「people killed by traffic accidents」と言っていましたから「交通事故で殺された」と訳すことができます。

 欧米では「交通事故も殺人罪扱いなのか」と思って調べてみると、殺意や計画性のない殺人を「故殺=Manslaughter」と呼び、「殺意のある殺人=Murder」とは区別されていますが、過失致死も「故殺」に含めることが多いようです。酒場で喧嘩してカッとして相手を殴り殺してしまった場合も、最初から計画的殺意がなければ故殺です。

 

 一方、Murderには計画性の有無で第1級殺人・第2級殺人があり、凶悪犯による殺人などが含まれます。
 故殺でも、交通事故がすべて同じ罪とされのではなく、運転という行為そのものは違法ではなかったが、不注意で人を殺してしまったレベルと、飲酒運転や信号無視など違法行為の結果として(殺意はなかったが)人を殺してしまったレベルを分けています。日本でいえば、自動車運転過失致死罪と危険運転致死罪を分けているのと同じで、刑罰の分類としてはよく似ているようです。

 しかし、日本では「死亡事故」など統計的な言葉を使うので、何となく結果として亡くなったように感じる穏やかな表現ですが、「KILL=殺す」という表現はストレートで、死亡事故の厳しい現実をよくとらえていると感じました。
 交通事故を起こすと場合によっては「人殺し」になる!という厳しい気持ちで、日々ハンドルを握っていきたいと思います。

(2013.1.29更新 シンク出版株式会社)

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