皆さんは、自転車に乗っているときに信号を無視したり、あまり交通ルールのことを考えずに自由気ままに運転していませんか?
その背景になっているのは、自転車なら交通ルールを守らなくても、罰則が科せられることがないと安心しているからです。しかし、これからはそういう訳にはいかなくなりそうです。
東京地検では、これまで悪質な運転をする自転車については、原則不起訴にしてきましたが、これからは信号無視を繰り返す人に対しては厳しい方針で臨む方針を明らかにしました。
二人乗り、携帯電話を使用しながら信号無視をするなど危険な運転を繰り返す人には、「事故を起こす危険性が高い悪質運転」として、略式起訴されることになります。
略式起訴をされれば、5万円以下の罰金が科せられ、前科もつきます。東京都内では、自転車が関係する事故の割合が高まっており、厳罰で臨まざるを得ないというのが実情のようです。
東京のことだから関係ないと考えないでください。東京地検でこういう方針が打ち出されたことは、いずれは全国的に適用されるものと思われます。
自転車でも信号無視などを繰り返していると、思わぬ罰金刑が科せられることになります。自転車に乗っているときも交通ルールはキッチリと守ってください。
(201.1.30更新 シンク出版株式会社)
「軽く考えていませんか?自転車事故!」は、四輪車が自転車と衝突する事故の代表的な事例を6つ取り上げています。
事例ごとにドライバー、自転車利用者の双方にどのような過失があったかを考え、どのような不安全行動が事故に結びついたかを理解することができます。
ドライバーの対自転車事故防止教育に最適です。
また、自転車通勤の従業員など自転車利用者教育にも活用できる教材です。