片側2車線の道路で、ときどき車両通行帯が黄色の実線で区画されているところがあります。
こういうところでは、当然この黄色い線を越えて進路変更することができませんので、前に遅い車が走行していても、なかなか車線変更できなくてイライラすることがあります。
ところが、なかには車両通行帯の線が黄色の実線と白い破線が引いてあるところがありますね。ここでは、どちらかの車線を走行している車は車線変更が許されているのですが、ご存じでしょうか?
運転免許を取得するときには覚えていたが、どっちだったかなという人は結構いると思いますが、自分が通行している車両通行帯の側に黄色の線が引かれているかどうかで判断してください。
自分が通行している側の線が黄色の場合には、車線変更ができません。反対に、自分が通行している車両通行帯の側に白い線が引かれている場合には、車線変更しても大丈夫ということになります。
これは片側1車線道路での追越しでも同じです。黄色の線が引かれている側の車線を走行している車は、追越しのために右側にはみ出して走行することを禁止していますが、反対車線の車は、右側にはみ出して追越すことは可能です。
こういう場所では、黄色の線側にいる車は、対向車線側からセンターラインをはみ出して追越しをしてくる車がいることを予測しておいてください。
(シンク出版株式会社 2013.3.22更新)
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