皆さん、交通事故が多発する場所がどこかご存じですね?その通り、交差点です。交差点付近を含めると5割以上は交差点事故です。
このことは、自動車のドライバーや自転車に乗る人もよく自覚しているようですが、とくに信号のない交差点の危険を感じている人が多いということです。
ある損害保険会社(※)が行ったインターネットのアンケートによると、直近1年間に、交通事故になりかけてヒヤリ・ハットした経験があった場所を聞いたところ、最も多い答えは『自動車』『自転車』とも「信号のない交差点」で、それぞれ39.3%、42.0%という結果でした。
また、交通事故になりそうになった状況を聞いたところ、「人・車の飛び出し時」が『自動車』は48.0%、『自転車』は50.7%で圧倒的に多いことがわかりました。
さらに、事故を回避するためには「安全確認を怠らない」が『自動車』『自転車』ともトップでそれぞれ、74.0%、64.0%です。
これだけ自覚があるにもかかわらず、見通しの悪い交差点などでの交通事故が相変わらず多発しています。
「安全確認」という言葉は頭に浮かんでも、実際にはチラッと見るだけで済ませてはいないでしょうか? また、交差点手前で少し減速しただけで、一時停止や徐行をしっかりとしない例も多いのでは?
交差点の形状によっては、二、三回は止まらないと十分に安全確認できない場所もありますので、慎重に確認しましょう。
(シンク出版株式会社 2013.4.9更新)