「高齢者」の死者が7割を超える地域もあります

 先日、最新の人口推計値()が発表されていましたが、それによると「65歳以上の高齢者」が初めて全都道府県で0~14歳以下の年少者人口を上回ったということです。

 少子高齢化がますます進み、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は前年より0.8ポイント上昇して24.1%となっています。高齢者人口比率が高まれば高まるほど、高齢者の交通事故リスクも上がってきます。
 
 交通死亡事故に占める高齢者の割合は24%どころか、全体で5割を超えていますが、都道府県によっては7割を超えているところもあります。
 2012年中の交通死亡事故統計によると、石川県72.7%(死者数44人中32人が高齢者)、鹿児島県70.1%(同87人中61人)、愛媛県69.6%(同56人中31人)などが目立っています。

 これだけ高齢者死者の割合が多いのは、交通事故にあうと亡くなる危険性が高いからです。高齢者が転倒してバランスを崩すと頭部を強打するなど、死亡事故に結びつきやすくなります。

 また、加齢により骨や筋肉が衰えて衝撃耐性が弱っているため、自動車乗車中に事故にあって他の乗員がけがで済むケースでも、高齢者は死亡する例が目立っています。

 こうした状況をよく理解して、運転するときにはとくに高齢者の存在には気を配ってください。
 歩行者や自転車に乗る高齢者はもちろん、高齢ドライバーの運転する車や高齢者の乗った介護施設の車などにも配慮していただくことが重要です。

2012年10月1日現在人口推計/総務省(2013年4月16日 公表)

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