雨天時の夜間の右左折は「急がずに慎重な運転を」

   最近、沖縄や奄美地方が梅雨入りしたというニュースが出ていましたが、本土でももう少しすると梅雨入りして、雨の日が多くなります。


 雨は、農作物の成長に欠かせないもので、農家の人には恵みの雨となりますが、運転に関してはいろいろと問題があります。


 とくに、雨天時の夜間は、周りのものが非常に見えにくくなるために、交差点を右左折する際に横断歩道を渡ってくる歩行者などを見落とす危険性が高くなります。


 先日、雨が降りしきる夜間に、近所の交差点で左折してきた車が後方から横断してきた歩行者を巻き込む事故を目撃しました。
 運転者は、帰社途中で急いでおり、歩行者に気づかなかったと言っていましたが、あまりにも軽率な運転行為だと思いました。


 夜間、交差点を左折するときには、後方からくる歩行者はサイドミラーには映りませんし、交差点が明るい場所でもない限り目視で見ても確認しづらいでものです。
 ましてや雨が降っていて、サイドミラーやサイドウインドウに雨滴が付いている状態では、視界はさらに悪化しますので、横断してくる歩行者を発見するのは容易ではありません。


 これは、交差点を右折するときも、同じことが言えます。
 したがって、雨が降っている夜間に交差点を右左折するときには、早急な運転は絶対に禁物です。「慌てず、急がず、慎重な運転」を心がけてください。

 

(シンク出版株式会社 2013.5.17更新)

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