なぜドライバーは「リスク」を犯す?

 車を運転していて、ある程度の危険(リスク)を認識していても、あえて危険な行動をとることがあります。

 

 こうした運転を、「リスクテイキング(危険敢行度)」と呼んでいますが、われわれはなぜ「リスク」を犯すのでしょうか?

 

 運転経験や安全運転知識が足りないために、リスクがあってもそれに気づかないといった人は論外ですが、リスクの存在を知っていても、敢えてリスクを犯す背景としては、大きく分けて次の2つあります。

 

 1つは、「リスクよりも得られる効果を選ぶ」ときです。
 たとえば、納品時間に間に合わなくなって先を急ぎ、少しでも先に行こうと、無理な追越しや車線変更などのリスクのある行動をとりやすくなります。
 これは、少々危険な運転をして「リスク」を犯しても、早く着くという「効果」を選んだ結果なのです。

 もう1つは、「リスクを過小評価したり、軽視する」ときです。
 たとえば、深夜交通量の少ない道路で赤点滅信号に出会ったときに、「こんな時間に車は来ないだろう」と一時停止を怠ることがあります。
 これは、深夜に交差道路から車が来るというリスクを過小評価したり、軽視した結果、一時停止をしないというリスク行動に出たのです。

 

 いずれにしても、リスクを取るということは、それだけ事故に結びつく可能性が高くなりますから、リスクの存在を少しでも感じたら、リスクを取らないようにしましょう。

 

(シンク出版株式会社 2013.5.23更新)

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