最近の車のキ―は、ほとんどリモコン式になっていて、鍵穴にキー入れて開けるタイプのものはあまり見なくなってきました。
「リモコンキー」や「電子キー」は、ボタン一つで車のドアを施錠できますので、荷物を持っているときなどは大変便利なのですが、誤作動や子どもが勝手に触って、車内に閉じ込められる事故も増えているので注意が必要です。
今年の4月、熊本市の駐車場で母親が助手席に座らせた1歳の子どもに「リモコンキー」を持たせて、ドアを閉めて運転席に回ろうとしたところ、子どもが施錠ボタンを押してしまい、車内に閉じ込められるという事故がありました。
また、「電子キー」タイプの車では、車内のカバンに入れたまま車外に出たらロックがかかり、乳児が車内に閉じ込められた、という事故も報告されています。
これから気温が上がる時期ですので、子どもが車内に閉じ込められたら、熱中症になる可能性が高くなります。キーはドライバーが常に身につけ、子どもに持たせたり、車内に置きっぱなしにしないようにしてください。
また、「電子キー」タイプの車では、エンジンを切っているときに電池が切れると、自動的にドアが施錠されてしまう車種もあります。電池は早めに交換しましょう。
(シンク出版株式会社 2013.6.4更新)
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