事故を起こしやすいタイプの人か、そうでないタイプかを見分けるのは簡単ではありませんが、事故を起こしたとき、あるいは起こしそうになったとき、その原因をどこに求めるかによって、ある程度事故を起こしやすいタイプの人か、そうでないかがわかります。
事故を繰り返して起こす人は、事故の責任を相手に求める傾向が強いと言われています。
たとえば、「前を走っている車が急に止まったから」追突したとか、「相手が強引に割り込んで来たから」追突した、「あんな所に車を止めているから」子どもが見えなかったというように、事故の原因を相手側や道路環境、運不運など、第3者に押しつけようとするのです。こうした態度を「外的帰属」と呼んでいます。
これに対して、事故の責任の一端は自分にあるのではないかと自分の行動に求め、自己反省する傾向が強いと言われています。これを「自己帰属」と呼んでいます。
当然、「自己帰属」の意識が強い人ほど安全なドライバーということになります。
あなたは、どちらのタイプでしょうか?
事故を起こしそうになったとき、その責任を相手側に押しつける「外的帰属」の傾向はありませんか?
「自分は全然悪くない、相手が悪い」といった態度では、何度も事故を起こすことになります。なぜ、事故が起きたのか、自分の運転行動に何か問題はなかったのか、など自省してみることが大切です。
(シンク出版株式会社 2013年6月17日更新)
「向こうから当たってきた」「相手が悪い」と被害者意識でいたドライバーが、過失相殺で思わぬ損害賠償を請求されることが……。
「もらい事故でもこれだけの過失がある」は、たとえ「もらい事故」と思われるような事故でも、実際には大きな過失割合が発生することを学ぶとともに、高額の損害賠償が生じた判例を紹介しています。
「もらい事故だから仕方がない!」という意識を改め、事故防止の重要性を学ぶ教材です。