夏場になると、毎年のように車のなかに残された乳幼児が死亡する事故が起きています。
そこで、JAF(日本自動車連盟)では、コンビニやスーパー等の駐車場に子どもを車内に残した状況を想定して、夏場における車内温度の変化がどのように変化するかを検証する実験を行いました。
気温35度の炎天下の駐車場に、車体の色やサンシェードの有無、窓開けなど条件の異なるミニバン5台を4時間おいて、時間の経過ごとに車内温度がどのように変化するかを測定しています。
車両の条件は、①黒の車体で対策なし、②白の車体で対策なし、③白の車体でサンシェード装着、④白の車体で前席と後席の窓を3センチ開ける、⑤白の車体でエアコンを作動、の5つです。
これによりますと、エアコンを使用していない車両はいずれも45度を超えており、熱中症指数のほうも、窓を閉め切ってエンジンを停止した後、わずか15分ほどで人体にとって危険レベルに達しています。
これからますます熱くなります。たとえ数分間であっても絶対に車内には幼い子どもを残さないようにしましょう。
また、エアコンを作動させたまま車内に子どもを残して車をを離れる人もいますが、燃料切れなどでエンジンが止まってしまう可能性もあります。エアコンを作動させているからといって、車内に子どもを残すことも禁物です。
(シンク出版株式会社 2013.6.28更新)
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