交通事故に遭わないようにする第1歩は、自分の存在を相手にわかってもらう、見てもらうことです。そのための方法はいくつかありますが、まずは相手の死角に入らないこと、見えにくい位置に長く留まらないことです。
交差点を左折するときに、左側後方にいるバイクがサイドミラーの死角に入っていて、巻き込みそうになったり、ヒヤッとした経験があると思いますが、こうした事例も意外とバイクがサイドミラーの死角に入っていることが少なくないのです。
バイクに乗っている人は、車のサイドミラーの死角に自分が入っているとは思っておらず、自分は車のすぐ真横にいるのだから、ドライバーからは十分に見られていると思っています。ところが、車のドライバーからは見えていませんので、左折するときにバイクと衝突する事故などが起こるのです。
たとえば、四輪車とバイクを両方運転する人は、両車の死角や走行特性の違いがわかっていますので、バイクに乗るときには四輪車の死角に入らないように、見つけてもらいやすい走行位置をキープして走行しています。
このように、他車の死角に入らないような努力を少しするだけで、随分と事故を少なくすることができると思います。
(シンク出版株式会社 2013.7.18更新)
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原付バイクの死亡事故の6割近くが、対四輪車との事故です。
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