カーブといえば、郊外や山間部を思い浮かべますが、市街地にも小さなカーブがたくさんあります。カーブのなかには、先が見通せるところもありますが、建物などが死角になって先が見えないところも少なくありません。
そんなカーブの先に車を止めている人がいますが、これほど危険なことはありませんので、絶対にやめましょう。
先日、市街地の片側2車線の道路を走行しているときに、見通しの悪い小さなカーブに差しかかり、そのまま曲がって行くと駐車車両が止まっており、慌ててブレーキを掛けて停止するという経験をしました。
そこから車線変更をしようとしたのですが、交通の流れが速くなかなか車線変更できずに難儀しました。直線道路なら予めタイミングをはかって車線を変えられますが、一旦駐車車両のうしろに停止した後では、難しいものがあります。
車を止めている本人は、さほど危険に感じていないので止めているかもしれません。しかし、走行している運転者にとっては、カーブの先に車が止まっていると本当に迷惑ですし、ちょっとボンヤリと運転していると追突事故を起こしかねません。
車を止めるときには、そこに止めることで他の車の通行を妨げていないかを考えてから駐停車するようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2013.8.30更新)
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