今年も、9月・10月は「自動車点検整備推進運動」強化月間ということで、自動車の点検・整備に関するさまざまなキャンペーンが始まっています。
Youtubeにも、あたりまえ体操で有名なCOWCOWによる「あたりまえ点検」の動画がアップされるなど、啓発活動が展開されています。
最近の車は故障が少なくなっていますので、定期点検や日常点検整備に興味のない人が増えていて、整備管理者や安全運転管理者が「点検するように」と口を酸っぱく指導しても、真剣に車の様子を気にかける人が随分と減ってしまいました。
しかし、ある日突然、高速道路を走行中に車が動かなくなったとしら、どうしますか?取引先への訪問がキャンセルになるなど仕事に大きな影響がでるだけでなく、下手をすればわき見運転や居眠運転の車に追突されて命を失うということにもなりかねません。実際に、高速道路での死亡事故の4件に1件は故障などのため停止した車に衝突する事故なのです。
点検・整備は、会社や管理者のためにするのではなく、まず、自分自身の命を守るためにするのだと考えましょう。点検・整備のなかで、自分では上手にできない部分があれば、ガソリンスタンドや自動車ディーラーに相談すればいいのです。最近はカー用品店やタイヤ販売店でも車全体の点検サービスをしてくれます。
また、タイヤの空気圧など日常点検整備をしっかりとしている車は燃費がよく、さらにエコ整備(エンジン洗浄=燃焼室のカーボンクリーニング)などを実施すると燃費がもっと改善し、使用燃料が減ることでCO2の削減にもつながります。この機会に、ぜひ積極的に点検・整備に取り組んでください。
(シンク出版株式会社 2013.9.5更新)
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