幹線道路沿いに大きなショッピングモールなどがオープンすると、道路規制が変わったり新しく信号などができることがありますね。
こうした場所では、交通の流れが変化しやすいことに気をつけてください。
ショッピングモールの駐車場に入る車の列ができて、時間帯によって特定車線の渋滞が発生しやすくなります。
また、右折横断して店舗に入る車のため、専用右折レーンができることもあります。右折のため急いで進路変更したり減速する車なども増えますので、追突や接触に注意しましょう。
大規模な店舗の場合、交通誘導のためのガードマンの配置を義務づけられることもあり、混雑が予想される時間帯はガードマンによる安全誘導が行われます。
四輪車は交通規制やガードマンの誘導に従って行動するので比較的安全ですが、気をつけておきたいのは自転車などの行動です。
右折レーンや信号の場所などとは関係なく、突然、自転車が道路の左端から車道の方に出て、対向車線側の店舗に向って横断することがあるからです。上の事故事例のように、自転車利用者は店舗の自転車置場などを探していて、最短距離で横断する危険性があります(「軽く考えていませんか?自転車事故!」(シンク出版発行)より)。
自分は店舗に入るつもりはないので「関係ない」と軽く考えないで、こうした大規模店舗の近くでは、「前方の車が、急に減速したり進路変更するかも知れない」、「自転車が店舗に入るため横断するかもしれない」といった危険を予測することが大切です。
(シンク出版株式会社 2013.9.25更新)
シンク出版の「運行管理者手帳」は、運行管理者として知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめ、1冊の手帳に収録しています。
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