つい先日の9月19日、千葉県鴨川市の市道を走行していた乗用車が、道路の脇に座って休憩していた2名の高齢者をはね、男性(86歳)を死亡させ、一緒にいた女性(77歳)に軽傷を負わせるとという事故がありました。
乗用車を運転していた男性は(65歳)は、2人に気づかなかったと話しているということです。
事故が発生した時刻は、夜間ではなく昼間の午前11時50分ごろで、とくに見えにくかったという状況ではありませんので、「なぜ気づかなかったのか」疑問が残るところではあります。
道路状況が詳しく報道されていませんので、推測の域を出ませんが、乗用車を運転していたドライバーには、まさかこんな所に人が座っているわけがないという意識があったのではないでしょうか。
そのために、ちょっとよそ見をしていたり、運転以外のことを考えていたために、高齢者の発見が遅れたのではないかと推察されます。
最近では、歩行用の手押し車を押して歩いている高齢者を多く見かけますが、この手押し車は座れるような構造になっていますので、どこでも休憩することができます。そのために、まさかこんな所に人がいるわけがないという場所にも高齢者が休憩していることがあります。
車に乗っている間は、どんな場所でも高齢者の存在を気にして運転するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2013.9.26更新)
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