交通標識には、いろいろな種類がありますが、本標識の下などに補助標識がつけられていることがあります。この補助標識には、「自転車を除く」などと文字で示しているものは分かりやすいのですが、なかには図柄で示されているものもあり、少し分かりにくいものもあります。
たとえば、右に示す2つの補助標識は、どのような意味を示しているのでしょうか?まったく違う意味なのか、または同じ意味を示しているのか、どちらだと思いますか?
赤い矢印で書かれているほうは、確か本標識が示す交通規制の「始まり」か「終わり」を示す標識だったと思うが、どっちだったかなという人は少なくないと思います。これは矢印が左を向いていますので、「終わり」を示す補助標識ですね。
では、丸い青い標識のほうはどうでしょうか?
これも、交通規制の終わりを示す補助標識になります。ですから、2つの標識の意味は同じということになります。ちなみに、矢印が右を向いている標識は、ここから規制が始まりますという意味になります。また、両方に矢印がある標識は、本標識が示す交通規制の区間内や区域内であることを示しています。
本標識と違って補助標識は見落とされがちですが、重要な情報を示していますので、見逃さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2013.10.1更新)
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