今年の夏は非常に暑くて、なかなか寒くなりませんでしたが、ここに来て一気に寒くなり、10月16日に北海道の各地で初雪を観測したというニュースが流れました。
帯広では、平年より22日早い初雪が降りましたが、これは1892年に観測を開始して以来4番目の早さということで、千歳市でも雪となるなど、夏から一気に冬になったような感じです。
この寒さは当然交通にも影響を与えており、早朝などに凍結した橋でスリップするなどの事故も多発しています。今月の17日午前6時半ごろ、北海道平取町の国道237号の新平取大橋で、スリップしたワゴン車が対向車線にはみ出してトラックと正面衝突し、男性1人の死亡する事故が起きています。ワゴン車は、夏タイヤのままだったということです。
ドライバーとしては、気温も高いのでまだ冬用タイヤに履き替える時期ではないという意識だったと思いますが、このところの天候は、これまでの常識が通じないほどの異常気象となっており、いつ寒くなっても不思議ではありません。
これからも、各地で一気に天候が変化して寒くなり、道路が凍結することも十分に予想されます。今年は、これまでの暑さに油断しないで、早めにスタッドレスタイヤに履き替えるなど、車の冬支度を早めに行うようにするとともに、早朝に高架道路や橋、日陰など凍結しやすい場所を走行するときには、十分に注意して慎重に運転してください。
(2013.10.22更新 シンク出版株式会社)
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