自転車同士の事故でも侮らないで

危険な自転車

 日頃車に乗っている人でも、休日などには自転車に乗る機会も多いと思いますので、今日は自転車の話題を取り上げてみましょう。


 少し前までは、自転車はどちらかといえば弱者の立場でしたが、最近では加害者の立場になることも多く、自転車が歩行者に大けがを負わせて、莫大な損害賠償金を支払った事例は多くあります。
 
 また、自転車同士の事故でも、相手にケガをさせた加害者に罰金が課される例もあります。

 

 さる4月10日夜、大阪市北区の天神橋筋商店街で携帯電話の操作に気をとられた自転車(男性・32歳)が、対向してきた自転車と正面衝突し、運転していた男性が転倒して頭を強く打ち、全治約5か月の重傷を負わせました。この事故について、大阪簡裁は加害運転者に対して、さる10月22日に罰金20万円の略式命令を出しました。
 
 最近、自転車に乗っている人のなかには、携帯電話をさわりながら乗っている人や、音楽をイヤホーンで聞きながら乗っている人などを見かけますが、万一歩行者などにケガをさせたら、大変な損害賠償義務などを負うことになります。

 

 自転車は手軽で便利な乗り物ですが、油断していると相手にケガを負わせることもあります。車を運転しているときと同様に、自転車に乗っているときも慎重な運転をしてください。

(13.10.29更新 シンク出版株式会社)

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