さる9月24日の朝、京都府八幡市で交差点を左折した乗用車が集団登校の列に乗用車が突っ込み児童5人が重軽傷を負うという事故がありました。
この事故は、全国的にも大きく報道されましたので、ご存じの方も多いと思いますが、乗用車を運転していた少年は、車の横滑り防止装置を作動させないようにして、車体を横滑りさせて曲がる「ドリフト走行」をしていた可能性が高いとみられています。
ところで、「ドリフト走行」とはどんな走り方を言うのでしょうか。
「ドリフト走行」とは、ラリー競技などでよく使われる運転テクニックで、後輪を外側に滑べらせながらコーナーを抜けていく走行方法です。
横滑りしながらコーナーを抜けて行きますので、一見カッコよくみえるのですが、横滑りをコントロールするために微妙なアクセル操作やハンドル操作などが要求されますので、一歩間違えればすぐにスピンする危険性があります。
今回事故を起こした少年は、幹線道路に左折合流際に「ドリフト走行」を試みて、その結果失敗して車をコントロールできなくなって、集団登校の列に突っ込んだものとみられているのです。
「ドリフト走行」は、レース場などの安全場所で、それなりの運転訓練を受けたプロのドライバーが行うものです。
間違っても、一般の素人ドライバーが一般道路で安易に挑戦するようなものではありません。
(シンク出版株式会社 2013.10.30更新)
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