安全で快適な交通社会を築いていくうえでは、運転中に自分の意思を相手に伝えるカーコミュニケーションは、非常に大切になります。
しかし、カーコミュニケーションの主な手段としては、ウインカーやヘッドライト、クラクションくらいしかありませんので、下手に使うと相手に誤解を与えトラブルになることがありますので、注意して使う必要があります。
さる10月16日の午後6時50分頃、千葉県成田市の国道51号で、乗用車を運転していた男性が、進路を譲ってくれたバイクにお礼のクラクションを鳴らしたところ、あおられたと勘違いしたバイクの運転者が、乗用車のフロントガラスを拳で叩いて壊すという事件がありました。
どの程度の強さでクラクションを鳴らしたのかわかりませんが、クラクションは強く鳴らしたり、長く鳴らしたりすると、相手に対して威嚇したり抗議するように聞こえ、誤解を与えます。
お礼の意味であれば、軽く短かめに「プッ」と鳴らせばそんなに誤解を与えることはありません。さらに、軽く手を上げれば感謝の気持がより伝わります。
カーコミュニケーションで誤解を与えないようにするためには、相手に自分の意思を伝えるにはどういう方法が最善なのかを意識して送ることが大切です。
(2013.10.31更新 シンク出版株式会社)
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