駐車場内では、道路を走行するときと違ってドライバーも油断していますし、駐車場内を歩いている歩行者も油断して、あまり周りの事を気にしていません。
こうした意識は、誰もが持っていると思いますが、こうした双方の油断が事故に結びつくことがありますので、駐車場と言えども気を引き締めて運転する必要があります。
さる10月4日、静岡県の長泉町のスーパーマーケットの駐車場で、近くに住む子ども(4歳)が動き出した車にひかれて死亡するという事故がありました。子どもは、買い物を終えた父親を追いかけて、車の間を走り抜けようとしたところをひかれたとみられています。
道路端から発進するときには、後続車が来ていないかなど、周りの状況を念入りに安全確認をしますが、駐車場から発進するときにはそこまで周囲を見ずに、漫然と前だけ見て発進していく人がほとんどではないでしょうか。そういうときに、背の低い小さい子どもが車の間を走り抜けてきたら、発見することはできません。
スーパーなどの駐車場では、親と買い物に来ている子どもが沢山いますので、子どもに対する注意を怠らないようにしなければなりません。駐車場から発進するときには、周囲に子どもがいないかを確認し、万一子どもが走り抜けてきても止まれるように、ゆっくりとスタートしてください。
(シンク出版株式会社 2013.11.11更新)
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