忘年会シーズンが近づいてきました。皆さんも、飲酒運転の根絶を図るため、マイカーを自宅や会社の駐車場に置いて宴会に出かけてください。
しかし、どうしても車で会場に行かなくてはならない場合や、出先でお酒を飲んでしまった場合は、運転代行などを利用することになると思います。
ところで、「運転代行は事故が心配」「代行業者が保険に未加入でトラブルが起こったと聞いている」といった情報もあり、運転代行の利用には消極的なドライバーもいるようです。
確かに運転代行業者のなかには、随伴自動車の保険未加入違反があったり2種免許のない運転者を雇い入れているケースも過去にありましたが、運転代行業界でも業界健全化をすすめるために、この秋(11月)から優良代行業者の認定制度をスタートさせ、審査(※)を通過した優良業者には証書および優良ステッカーの交付を始めていますので、こうした業者を選べば安心です。
すでに2013年11月1日までに優良業者認定を受けた業者には優良認定証とステッカーが交付されています。随伴車にこのステッカーを貼付した車を探すか、飲食店で「優良マークのある運転代行を呼んでください」と依頼すればよいでしょう。
なお、運転代行業者に代行を頼んだ場合は、必ず、家までの送迎を頼みましょう。
自宅近くのコンビニなどで業者を帰して、そこで買い物をして自車を運転して帰るような人がいて、そのために酒気帯び運転として検挙されるケースも少なくありません。
せっかく代行を頼んだら、絶対に運転しないことが大切です。
(シンク出版株式会社 2013.11.25更新)
※優良運転代行業者の認定基準
○認定を受け2年以上経過している
○運転代行共済(保険)と随伴用車両の任意保険に加入している
○運転代行業法に定められた規定の違反がない
○納税申告義務を果たしている
○過去2年以内に飲酒・無免許・ひき逃げ等の悪質法令違反がない
──など
詳しくは、公益社団法人全国運転代行協会のWEBサイトを参照。
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