依然として低い後部座席のシートベルト着用率 - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

依然として低い後部座席のシートベルト着用率

 皆さんは、後部座席に人を乗せるとき、シートベルトの着用を必ずチェックしていますか?

  先日、JAF(日本自動車連盟)と警察庁が合同で調査し発表した「シートベルト着用状況全国調査」によると、後部座席のシートベルト着用率は、前年をわずかに上回り一般道路が35.1%(前年33.2%)、高速道路が68.2%(前年65.4%)でした。

 運転席の着用率は一般道路で98.0%(前年97.7%)、高速道路等では99.4%(前年99.5%)、助手席でもそれぞれ90%を上回っていますから、アップしたとは言っても後部座席着用率は他の座席と比べて大幅に低いことに変わりはありません。とくに、一般道路の後部座席シートベルト非着用が危険であることに気がついていない人が多いようです。

 一般道路でも、後部座席の非着用で衝突した場合、乗っている人が車内で衝突を繰り返して大怪我をしたり、車外に放出されて死亡する危険性は非常に高くなっています。交通事故総合分析センターの調査では、後部座席でシートベルトを着用しなかった場合の死亡率は、着用した場合の3・5倍という高い値になるといいます。

 運転者としては、同僚や上司あるいは家族を乗せるときにも、後部座席のシートベルトを必ず着用させるように意識してください。

(シンク出版株式会社 2013.11.28更新)

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