さる11月26日、静岡県浜松市南区で母親が運転するワンボックス車の後部席のドアが突然開き、5歳の子ども2人が転落し、軽いけがをするという事故がありました。車には、チャイルドシートは取りつけられておらず、子どもが勝手にドアを開けたとみられています。
6歳未満の子どもを乗車させるときには、チャイルドシートの使用が義務づけられており、チャイルドシートを使用することはもちろんですが、車内から子どもが勝手にドアを開けないようにロックしておく必要があります。
こうしたロック機構は、チャイルドロックやチャイルドプルーフ、チャイルドセーフティドアロックなどの名称で呼ばれていますが、いずれも車のドアを内側から開けられないようにロックをかける機能です。
通常のドアロックの場合には、外側からも開けられなくなりますが、チャイルドロックの場合には内側からは開けられませんが、外側からは開けられるようになっています。自分の車にそうしたロック機能がついているかどうか、スイッチはどこにあるかを、もう一度取扱説明書をみて確認しておいてください。
そして、子どもを乗せるときには、チャイルドシートを着用し、チャイルドロックをしておきましょう。
走行中の子どもの安全を守るのは、運転する親の務めですから。
(シンク出版株式会社 2013.12.4更新)
セルフチェックシリーズ第6弾「運転における危険回避力をチェックしよう」は、運転におけるリスクテイキング(危険敢行性)を知ることで、交通事故防止をはかる参加型教育教材です。
事故の可能性がある場面に出会ったとき、あえて危険な行動を取る傾向がないか、リスクを軽視する傾向がないか、自分がどのようなリスクを犯しやすいか──などをチェックし、運転時に気をつけるべきポイントを知ることができます。