寒冷地では、すでにスタッドレスタイヤを使用されていると思いますが、冬用タイヤについているプラットホームってご存じでしょうか?
あるタイヤメーカーが、雪国を除いた地域に在住しているドライバー1,000人に対して行った調査によりますと、約8割のドライバーがスタッドレスタイヤについている「プラットホーム」を知らないと答えていました。
また、「プラットホーム」を知っているドライバーでも、約7割の人が、スタッドレスタイヤの使用限界を示す溝の深さを知らないことがわかりました。
「プラットホーム」は、スタッドレスタイヤとしての使用限度を示すサインで、新品タイヤの溝が50%ほど摩耗したときにあらわれます(写真参照)。
「プラットホーム」が露出したタイヤは、冬用タイヤとして性能を確保することが難しくなりますので、使用することはできません。「プラットホーム」が露出したタイヤで冬道を走行した場合、スリップ事故の可能性が高まります。
ただし、プラットホームが露出したタイヤは、冬用タイヤとしては使用できませんが、夏用タイヤとしては使用できます。
スタッドレスタイヤを装着している人は、一度プラットホームが露出していないかチェックしてください。
(シンク出版株式会社 2013.12.6更新)
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