「慌てる自分」を見つめてミスを防ぐ努力をしましょう! - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

「慌てる自分」を見つめてミスを防ぐ努力をしましょう

急ぎの心理の危険

 交通事故や労働災害などが起こる原因のひとつに、「急ぎの心理」があることはよく知られています。人間は急いだために慌てると、慣れた作業でもミスをしやすいからです。

 それでは、私達はどんなときに慌てたり、急いだりしやすいでしょうか?
 まず思い浮かぶのは、次のようなケースです。


 ○始業時間に遅れそうになり安全確認を怠る
 ○約束の時間に遅れそうになって、スピード

  出しすぎる
 ○道に迷って慌ててしまい、一時停止標識を見落とす


 こうしたミスは、「時間に余裕をもって家や会社を出発する」「事前に道順などをよく確認して遅れを防ぐ」といった習慣をつけることで、かなり防ぐことができます。

 しかし、もう少し日常的に起こりやすい「慌て」のケースは、昼の休憩前や終業前に起こる急ぎの心理です。だれでも昼休み前や業務終了前は慌てることがあります。


 ○昼食前にこの配達だけは済ませておこう

 ○今日中に切りをつけておこう

 

などと考えると、つい急いでしまうからです。

 また、12時前に入らないとレストランの駐車場が混むから……と考えて焦ることもありますし、約束があって6時には会社を出たいから5時までに帰社して……と考えると余裕がなくなることもあります。

 そんなとき、見通しの悪い交差点や駐車場の出入口、幹線道路に合流する場所などで安全確認を確実にしないまま行ってしまう危険があるのです。
 自分の心理に潜むこうした危険に目を向け、「少しぐらい遅れても、事故を起こすよりましだ」と考え直して、常に落ち着いた行動を取れるように努力してください。

 

(シンク出版株式会社 2013.12.9更新)

■DVD・安全なプロトラックドライバーを育てるマナーとモラル

 本作品は、テキスト「プロトラックドライバーを育てるためのマナーとモラル」の内容を映像化した教育用DVDです。

 

 ドライバーのマナーとモラルが向上することは、会社の印象をアップさせ、更には運送業界全体のイメージの向上につながっていくため、とても大切です。

 

 本DVDでは、映像にすることでより視覚的にわかりやすく、プロトラックドライバーとして身につけておくべきマナーやモラルについて理解できる構成になっています。

 

 【詳しくはこちら】

 

トップに戻る パソコン版で表示