つい先日、片側1車線道路を走行しているとき、自車の右後ろからセンターラインを越えて追い越していくバイクに遭遇してビックリしました。同じ車線に四輪車とバイクが混在して走行して、信号待ちなどが続いてスピードが落ちてくると、バイクのほうが早くなって四輪車を追い越していくことがあります。
そのとき、たいていのバイクは四輪車の左側を走行していくので、これまでは道路の左側だけを注意していました。しかし、今回の経験により右側から追い越していくバイクもいるので、これからは右側から追い越してくるバイクにも注意が必要だと改めて思いました。
と同時に、バイクが四輪車を追い越すときにセンターラインを越えていくということは、対向車の立場になったときの対応も考えなければならないと思いました。あまり対向車線に注意を払っていないと、バイクが対向車線の車列の間から急にセンターラインを越えて走行してきたときに衝突する危険があるということです。
こんな無茶な運転をするバイクはめったにいないとは思いますが、その可能性はゼロではありませんので、対向車線のバイクの動きにも十分に注意してください。
(シンク出版株式会社 2013.12.12更新)
セルフチェックシリーズ第6弾「運転における危険回避力をチェックしよう」は、運転時にリスクテイキング(危険敢行性)をする傾向を知ることで、交通事故防止をはかる参加型教育教材です。
事故の可能性がある場面に出会ったとき、あえて危険な行動を取る傾向がないか、リスクを軽視する傾向がないか、自分がどのようなリスクを犯しやすいか──などをチェックし、運転時に気をつけるべきポイントを自覚することができます。