日本自動車タイヤ協会では、毎年秋の交通安全運動期間内に全国各地で路上タイヤ点検を実施していますが、このほどその結果が発表されたのでご紹介します。
期間中にタイヤ点検を行った車両は152台で、このうち、タイヤに整備不良がみられた車両は48台あり、不良率は30・9%にもなっています。
タイヤの整備状況を項目別にみると、やはり不良率の第1位となったのは「空気圧不足」でした。全体の19・7%を占めており、次いで「タイヤ溝不足」が2・6%、「偏摩耗」が1・3%の順となっています。
こうしてみると、タイヤの点検・管理でいちばん問題となっているのは「空気圧」の管理ということになります。
ほとんどの人は、タイヤの空気圧についてあまり関心がなく、1年もほったらかしと言う人もいます。
タイヤの空気圧管理については、ここで何度もお話をしていますが、いちばん重要なポイントは、空気は自然に抜けるということだと思います。
ですから、タイヤの空気圧は常にチェックする必要があります。1か月の1回程度ガソリンを入れるときにチェックするのがいちばんよい方法ですが、最近ではセルフのスタンドが増えてきており、自分でしなけれならないためについ億劫になりがちです。
タイヤの空気圧は、常に抜け続けているということを頭に入れておき、こまめなチェックをお願いします。
(シンク出版株式会社 2013.12.12更新)
※詳しくは、タイヤ協会発表の資料を参照してください
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