ワンボックスカーやトラックなど、後方に死角が大きい車に乗っていて、バックさせるときには神経を使いますね。
バックアイカメラが装備されている車でも、上部にある障害物は映しませんので、意外と軒先や看板などに衝突することがよくあります。そういうときに、他の人がいたら誘導してもらうのがいちばん安全なのですが、ときによっては誘導する人を轢いてしまうことがあるので注意が必要です。
さる1月24日、福岡県太宰府市で、こんな事故がありました。77歳の男性が乗用車をバックで自宅車庫に入れようとしたところ、車庫内で誘導していた妻(75歳)に衝突し、車庫内の棚に上半身をはさまれて死亡しました。
運転していた男性の話によりますと、車庫入り口には約15センチの段差があるスロープがあり、「アクセルを踏みすぎた」ということです。
バック時に誘導員が挟まれる事故は、ほとんどがバックしてくる車の真後ろに立っていて、何かに挟まれています。誘導するときは、真後ろにたつのではなく、運転者がサイドミラーで見える位置で誘導するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2014.1.29更新)
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4つの運転場面をみて、自分の運転を振り返り、バック走行時における自身の問題点を理解することで、バック事故の防止に役立てていただくことができます。