これから暖かくなると、マイカーに小さな子どもを乗せて、家族でドライブすることがあると思います。
そのときに、子どもがドアやパワーウインドに挟まれる事故がありますので、十分に注意してください。
まずパワーウインドですが、操作するときには、子どもが窓から手や顔を出していないかを確かめてから、操作をしてください。同時に、子どもがパワーウインドのスイッチでいたずらをしないように、ロック機構のスイッチをオンにしておいてください。
パワーウインドに手や首が挟まれる事故の半数以上は、6歳未満の幼児となっていますので、小さな子どもを乗せているときには、チャイルドシートを着用させるとともに、ウインドを閉めるときにはとくに神経を遣ってください。
次に、ワンボックスカーなどに装備されているスライドドアです。このドアは同乗者が乗り降りするときには本当に便利なですが、開け閉めするときにうっかり指などを挟んでしまうことがあります。
また、最近のスライドドアには、きちんと閉まっていないときに自動的に閉め切るオートクロージャーの機能がついており、この機能を知らない子どもが指を挟むケースもあります。子どもがスライドドア操作するときには、一言注意を呼びかけましょう。
(シンク出版株式会社 2014.3.12更新)
小冊子「見えない危険を読むイメージ力を高めよう」は、様々な危険要因が含まれた運転場面を6つ取り上げ、「見えている危険」だけでなく、「見えない危険」をイメージすることで、危険予測能力を高めることをねらいとしています。
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