車のキーは、キーについているボタンを押すことで、ボタンを押すことでドアを開けたり、閉めたりするキーレスエントリー式になっています。最近は、キーを身につけていれば、キーを取り出さなくてもドアの開閉ができる電子キーを採用している車も増えています。
しかし、一見便利なようにみえる電子キーですが、電子キー特有のトラブルも発生していますので注意が必要です。国民生活センターに寄せられたトラブルを見ると、いちばん多いのは「電子キーの電池切れ」に関するものです。
「電子キーを後部座席に置き車外に出たらドアがロックされた。ディーラーは電池が弱くなると起こるという説明はなかった」、「電子キーを車内に置いたまま車外に出たら、誤作動で子どもが車内に閉じ込められた。ディーラーに伝えたら、電池の残量が少なくなると誤作動を起こすことがあるので、定期的に電池を換えるように言われた」などの事例が報告されています。
電子キーを持っておられる方は、とくにキーの電池切れには注意しておく必要があります。電池は定期的に交換するようにするとともに、キーは車内に置きっぱなしにせず、常に持って出るようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2014.3.19更新)
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