最近の車では、当たり前のように「エアバッグ」が装着されています。
「エアバッグ」は、運転席はもちろんですが、助手席にも装着されており、なかには後部座席の乗員を守るための「エアバッグ」が装着されている車も珍しくはありません。
運転席のエアバッグは、ハンドルのなかに格納されており、開いたときに運転者に当たりますので問題はありませんが、問題なのは助手席エアバッグです。
というのは、助手席エアバッグの格納部は、ダッシュボードに格納されており、そこに芳香剤などいろんな小物を置いたり、カップホルダーなどを装着していることがあります。
エアバッグが作動したときに、それらが弾け飛んでかえって乗員を傷つけるケースがあるからです。
ですから、エアバッグの格納部のまわりには小物を置かないようにしてください。
もう一つ注意していただきたいのが、「チャイルドシート」です。
助手席には装着すると、エアバッグが作動したときに大きな衝撃を受け危険な状況になります。
とくに、助手席にチャイルドシートを後ろ向きに取り付けると、エアバッグが作動したときにチャイルドシートを直撃して幼児が危険な状態になりますので、絶対にやめてください。
(シンク出版株式会社 2014.3.24更新)
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