シートベルトのロック機能には、大きく分けて2つの種類があります。一つは、ELR(緊急ロック式ベルト巻取装置)付シートベルトです。
これは、シートベルトをゆっくりと引き出すと自由に出し入れできますが、途中で急に引っぱったり、急ブレーキを踏んだりするとシートベルトがロックされるタイプです。
このタイプのシートベルトは、ほとんどの車の運転席や助手席に付いていますので、皆さんよくご存じだと思います。
もう一つは、ALR(自動ロック式ベルト巻取装置)付シートベルトと呼ばれるものです。
これは、シートベルトを引き出している途中で手を止めると、自動的にロックされ、それ以上ベルトが引き出せないタイプです。
ただし、巻き戻すことはできますので、チャイルドシートを固定するには非常に便利な機能となっています。
現在では、ALR付きELRシートベルトがほとんどです。このタイプは、普通にシートベルトを引き出すことができますが、すべて引き出すとALR機能に切り替わり、巻き込み方向にしか動かなくなります。
ですから、こうした機能を持つシートベルトで子どもを遊ばせていると、ベルトが緩められなくなり思わぬ事故を引き起こす危険性があります。子どもをシートベルトで遊ばせないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2014.4.4更新)
高速道路では、さまざまな『まさか』の事態が発生します。
突然のパンク、逆走車やいないはずの歩行者との遭遇など、まったく予想もしない事態によって重大な事故を引き起こすことがあります。シートベルト非着用による車外放出事故も起こります。
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運転者の皆さんが初心にかえり、高速道路での事故防止に努めていただくことを目的に制作しました。