最近、「エコタイヤ」と言う言葉をよく聞きますが、どのようなタイヤかご存じでしょうか?そもそもタイヤというのは、タイヤのゴムと地面の摩擦を利用して「発進」「曲がる」「停止」などの動作を行っています。
しかし、この摩擦は転がり抵抗を生みますので、転がり抵抗が高くなるほど、タイヤは転がりにくくなります。反対に、転がり抵抗を低くすればタイヤは転がりますが、摩擦力も低くなりますので、止まりにくくなります。
「エコタイヤ」というのは、タイヤと地面との摩擦を減らして、タイヤが転がる抵抗を低くしたもので、普通のタイヤよりも少ないエネルギーでタイヤが回りますから燃費も向上します。「省燃費タイヤ」とも呼ばれているのは、このためです。
日本自動車タイヤ協会では、この相反する二つの性能の等級について、レーディングシステム(等級制度)に基づく表示を行っています。転がり抵抗性能の等級がA以上で、ウェットグリップ性能の等級がa~dの範囲内にあるタイヤを「低燃費タイヤ」として、右のようなマークが表記されていますので、エコタイヤを選ぶ際に参考にしてください。
(シンク出版株式会社 2014.4.22更新)
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